Prometheusリモートストレージの比較 (Thanos / Cortex / Mimir)

Prometheusはデフォルトでローカルディスクにメトリクスを保存しますが、長期保存やHA構成を実現するためにリモートストレージが必要になります。代表的な選択肢としてThanos・Cortex・Mimirの3つがあり、業務で検討する機会があったので比較してまとめました。 比較表 Thanos Cortex Mimir 開発元 コミュニティ (元Improbable) コミュニティ (元Weaveworks) Grafana Labs GitHub Stars ~13,800 ~5,750 ~4,400 ライセンス Apache 2.0 Apache 2.0 AGPL-3.0 CNCF Incubating Incubating - データ取り込み Sidecar (pull) / Receiver (push) remote_write (push) remote_write (push) マルチテナント 限定的 (Receiver経由) ネイティブ対応 ネイティブ対応 ダウンサンプリング あり (ネイティブ) なし なし オブジェクトストレージ S3, GCS, Azure, Swift, COS S3, GCS, Azure, Swift S3, GCS, Azure, Swift Star History 各プロジェクトの特徴 Thanos コミュニティ主導でCNCF Incubatingプロジェクトになっています。最大の特徴は Sidecarパターン で、既存のPrometheusに手を加えずに横に並べる形でデプロイできます。PrometheusがローカルのTSDBブロックをフラッシュするタイミング(2時間ごと)でSidecarがオブジェクトストレージにアップロードし、Store GatewayとQueryerで過去データを参照できるようにする仕組みです。 ...

February 28, 2026 · Ken Kato